巡り合わせ

おかげさまで昨日で父の抗がん剤治療1クール目が終了しました。

使用した制吐剤が効いたのでしょうか?嘔気嘔吐もなく、母がお茶会で持ち帰った和菓子をおやつにペロリと食べてしまうくらい普通(笑)

咽頭痛も最初が10だとしたら治療半ばで3→1に減ったようで
治療のスタートはまずまずの様子です。

それにしても私が臨床から離れて15年近くなりますが、制吐剤の開発はそんなに進んだのかな?

 私が悪性リンパ腫の制吐剤の治験担当をしていた15年程前はかなり嘔気嘔吐に苦しんでいる人たちが多くいました。

あの頃は治験コーディネーターとして勤務していたのですが、
私としてはある意味看護師よりも患者とベットサイドで会話する時間が圧倒的に多く、ある意味「看護」ができていると感じていました。

当時の経験や知識が今回のことでとても役に立っているのを感じると、巡り合わせの不思議さを感じずにはいられません。

巡り合わせといえば、この治験コーディネータをしていた頃、もう一つ忘れられない出会いがありました。

大腸癌で肝転移していてる患者の臨床試験のサポートで70代の男性の方を担当することになったのですが、主治医から「気難しい人だから気をつけて」とアドバイスをもらっていました(笑)

仰る通り抗がん剤治療に懐疑的で、私が担当に着くことも不愉快そうで
渋々受けてくださった感じでした。

その後の抗癌剤治療では副作用が酷く、口内炎だらけで水も飲めず、
また手指が痺れて感覚がなくなり、鉛筆がうまく持てず大好きな絵を描く時間もイライラしている様子でした。

「描けない!」と言いながらも枕元にはスケッチブックがいつもあり、病室にいくといつも広げて絵を見ている姿が印象的で、「本当に絵がお好きなんだなあ」と感じていて、何気なくその事を自宅の夕食時に家族に呟いていました。

「痺れて感覚のない指で絵を描くにはどうしたらいいんかなあ?」

すると長男がちょうど使っているシャープペンシルの持つ部分がゲル状になっていて、指が楽で書いてても疲れないことを教えてくれました。
そこから鉛筆の持ち方修正する子供用の文具も同じようなゲルでできていて我が家に使わずに残っていたのを思い出して持っていってみました。

長男の閃きは正解で、その用具があると力がなくても鉛筆が持てて絵が描けたのです!

その男性はとても喜んでくれて、少しずつ穏やかさが戻り
私にとっては看護の基本を思い出させてもらえた大切な体験でした。

そして少し口内炎も治り話ができるようになったある日、その男性から
「貴方はこの仕事より人の心を扱う仕事をした方がいいんじゃないか?」と言われたのです。

突然の言葉に驚きましたが、何故か心に残り職場を去る決心がつき、その後導かれて言葉通りの人生を歩むことになっていきました。

この10年後ご縁とは不思議だと感じたのが、産業保健で一番最後にご縁をいただいた会社が、実はこの男性が取締役として働いていた会社だったのです。

あの時、不思議なぐらいとんとん拍子に話が進んでいったのですが、あの会社に行かなければ気付けなかった事があり、今に繋がっている事もあるので、もしかしたらあちらの世界で導いて下さったのかもしれませんね。

本当に巡り合わせとは不思議なものですが、自分の進む道って考えてどうにかしようと思ってもできない事や、自分が動いているようで動かされている感覚になることが多く、またその方向に素直になる方が結果的には上手くいってるなあと感じることが多くあります。

そういえば、最近の巡り合わせで驚いたのが父が入院している総合病院の病院長が四半世紀前に母が胃癌のステージ4で治療した時の主治医だった事!

ある日院長が母に気付いて声をかけてくれ、父の話を聴いて下さり
「何か困ったことがあれば直接相談しにおいでぇ」と
心配性な母にとって大きな安心となる言葉を下さったようでした。

この時もまた何かに守られているなあというありがたい気持ちと
『人生ってよくできてるなあ』とつくづく感じました。

という訳で、今のところ全く娘の出番はありません(笑)

これもまた有難きこと!!

 

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